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2022年11月19日土曜日

1.僕達の昔話

event_note11月 19, 2022 forumNo comments

 

こんにちは。(約)1週間ぶりです!
大した理由もなく、黙って休んでしまいました。申し訳ない……(焼き土下座)

今日から数回にわたって、ジョセフ(向かって右の茶髪)を中心にマイシムの過去話をやっていきます。

よろしければお付き合いください。



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春。

「(……結局、進学を選んだけど、高校なんて馴染めるかな。)」



「(人付き合いは苦手だし、変わり者の僕自身を他人に知られるのも嫌だな。あんまり目立たないようにしなくちゃ……。)」



******


入学式から数日後。
学校には慣れてきたけど、未だに友達はいない。というよりも作っていない。ただ幸いなことに、学校の活動は1人でも何とかやっていけた。



学校に楽しみもできた。運動だ。部活には入らなかったから制限は多いけれど、1人は気楽だ。



団体競技なら体育でやるし、僕にはこっちの方が合っている。
物足りないのは確かだけど、人に振り回されるのは嫌だった。



……ところが。

「ねぇ、今のすごいね!どうやってやるの?」



「君は……あっ、クラスメイトの……?」

「そうそう、北野ひすい!よろしく!バスケしよ!」

「(いや押し、強っ……。)」



頑張って一匹狼を貫いていたのに……1人のシムにあっさり懐に入られた。
でも、彼があまりにも強引に近づいて来たものだから、思っていたほど緊張はしない。



それどころか、ちょっと楽しかった。



「いくよージョセフ。ヘーイ!」



ひすいといると、普通の高校生になれた気がして楽しかった。



でも、そういう時間が増えたからこそ、僕は余計に"普通"である事を意識してしまうようになった。



「昨日さー、あたしあなたの家に靴下忘れていったっぽいんだけど。」

「マジか。取りに来る?」

「行くー!今日も一緒に帰れるね❤︎」



「(……。)」



「(皆、それぞれどこかで好きな人を見つけて、恋をしている……。)」



「(……僕だけなのかな。)」



「(僕だけが……。)」


******


(別の日)
「わわっ!」



「(やば、足滑って……!)」



「(転──……!!)」

「大丈夫?」



「!?ジョセフ君……ありがと?」

「危なかったね。」



「そのヒール、似合ってるよ。でも新しい靴って慣れないから気を付けて。」



「(……マジ?確かにこれ、今日初めて学校に履いて来たけど……気付いたの?)」



「(なんか、すご……。)」


今回もお付き合いくださり、ありがとうございました。続きます。


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HSY出てから……ずっとやりたかったんです……この話を……。

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