こんにちは。
魔法使い、9回目です。
前回、L先生にあっさり敗戦したヨウスケ。でも挫けてはいられません。次はモーギン先生に決闘を申し込みました。
「ジェイド、俺は勝てると思うか?」
「結構ストレートに聞くね!!それはわかんないけど、一瞬でも気を抜いたらヨウスケの負けだよ!!」
「そうだよな……。トマックス、お前はどう思う。そこに愛はあるんか。」
「どこにだよ。」
(彼、某消費者金融のCMに出てるあの人に似てません?)
「楽しそうだねー。初めていいのかな?」
お願いします先生!!
決闘開始です。
うわー!うわー!ヨウスケ頑張れ!かっ飛ばせヨウスケ!!(パニック)
デジャヴ。
これ大丈夫なやつ?崩した側の負け確定演出とかじゃないですよね?
あっ笑ってる!なんて悪役チックな笑みだ……でもこれはいけるぞ!!押せ押せ!
「集中しろ!!」
今度はあっさり防がれました。そうだ集中しろヨウスケ!
ベシッ
バチッ
ガッチシ
……あれ?
さっきの決闘と比べて容赦無くない?
すごいぞ!流石巨匠!今まで散々ゴシゴシコスール業者とか気まずいハグタキシード野郎とか煽ってごめんね。
試合終了。
ヨウスケの勝利です。
「やった、勝ったぞ!見てたかジェイド!」
「すごいや!!」
スポーツマンシップゥ!
喜ぶのもいいけどまずは互いの健闘を称えあって、倒れた先生に手を貸して……(ここに来て全力の媚び)
「すごいじゃないかヨウスケ!君は筋がいい。この調子で前に進むんだ!」
「それはそうと、君ここの本を借りていっただろ。あれは返したかい?確か情緒安定の薬のレシピなんだが……。」
「本?そんなの借りてな……。」
あっ。
「えっとあれは……確かデータ移行の時に……所持品に入れてて……。」
「結論。」
「失くしました。」
「だろうと思った!君、人の物を借りっぱなしは魔法使い以前に、だよ。」
「すいません……。」
「ジェイド、君もそう思うね!?」
「そうですね先生!!でも先生この試合のご褒美に何でオーブばっかりくれたんですか!?ボクへのあてつけですか!?」
(しかも被ってるよ先生!!持ってないのくれよ先生!!)
「あてつけ?そんなわけ無いだろ。君ももう"巨匠の使い魔"なんだから、もっと堂々としていなさい。いいね?」
なるほどな。
先生……先生かっこいい……!今回の決闘で、彼の魅力をちょっとだけ知ることができました。これはファンがつくのも納得です。信じられる愛が、ある(迷)
……ここまで1勝1敗ですか。いよいよ先が読めなくなってきましたが、残すところはあと1人、ヨウスケの目覚めの儀式をしてくれたシメオン先生のみです。
そういえば初めての決闘相手もシメオン先生でした。今こそ成長した姿を先生に見せるんだ!
今回もお付き合いくださりありがとうございました。次回に続きます!
使い魔集め、難航してます。
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