シェリーを足蹴にし、銃口を向けるもくれんの元に、死んだはずの姉蘭子が現れる。
蘭子の鶴の一声により、事態は収束に向かう。
「あの大火事の後、蘭子はあなたたちを捨て、私のもとに来た。」
「だから私達は2人で屋敷を出て、山を下りた。蘭子はずっと泣いていた。」
「"弟と妹が心配だ""私はシムでなしだ"と.......。実際、あれだけの炎を潜り抜けて尚無傷な私達は、もうシムでも何でもなかった。」
「だから私は、父の作品として、より強くなる道を選んだ。蘭子もそうだった。ただのシムとして生きることは諦めていた。」
「そしてここからとても遠い世界で、前の屋敷そっくりのものを建てて、蘭子と暮らした。私は一生2人でいるものだと信じていた。」
「でも、蘭子はあなた達を求めた。私たちは父が私に託した実験を中断すると途端に死んでしまうから、もう屋敷を出られないことを理解してもなお。」
「だから、止めたかったのよ........あなた達を守る存在である東堂を殺せば、蘭子も諦めてくれると思って.......。」
「........。」
「それだけの理由で、シムを殺めたの?」
「あら.......分かってくれないの?」
「あなたは、私があなたの隣にべったりとくっついたシムを撃った時、まず私に反撃した。」
「大切な誰かを失うことへの恐怖心が、あなたの攻撃性を引き出した。」
シェリー「あなたには、私を責める権利はないわ。」
プレイログからSSを1枚引っ張ってきました。
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