(注意!流血表現、その他諸々ショッキングです。申し訳ない........。)
~前回のあらすじ~
もくれんの異父姉、シェリーはもくれんに全てを教えた後、もくれんを銃殺しようとする。しかし、居合わせた東堂の部下ふゆが庇い、もくれんは失望と怒りからシェリーの銃を奪う。
「さようなら、シェリーさん。」
「あ.......。」
「やめなさい、もくれん!!」
「え、は.......?」
「姉、さん?」
「そう.......私よ。久しぶりね。」
「そんなことよりもくれん、あなたはこの状況を見て、尚も銃を使おうというの?」
「違うわ。私たちがやるべきは、もっと別のことよ。」
******
「頼むぜえぇ死ぬなよぉ!オラクルのォ!!」
「すまねぇ東堂さん.......あんただけじゃなく、あんたの腹心まで......っ!」
「ぐそォ......ちぐしょう.......!!!情けねぇ!!」
「後藤さん!」
「あンだよ!!」
「心臓が動いてるってことは、今は生きてんだよな!?」
「バカか!!だから急ぐんだろ!!」
「ゔ、ゔゔ.......ひぐっ!」
「すまねぇ......すまねぇ東堂さん.......!!」
「.......。」
「目ぇ、覚ましてくれねぇか.......?」
「ナイフで腹を一突きか........そりゃあ仕方ねぇな。」
「ゔあぁぁ........!!」
「しかし.......やり残した事ばっかだな、東堂さん。」
******
「なぁ、禅。」
「なんですか、お母さん。」
「今、例のガキどもはベッドでおネンネしてる訳だが........顔見てくか?」
京子「ほら、一応あんたの弟と妹だろ。お前の父さんには黙っといてやるから......。」
「ありがとう。ですが、今でなくても構いません。」
「あ?」
「お母さんがあれらを成人させて、それぞれのシム生を歩み出す頃........。」
「その時には、何かしらの理由から俺と父を恨んであちらから来るはずです。」
「俺のところにあれらが来たら、話がしたい。あれらがどうやって生きてきたか、そしてこれから、どうやって生きるつもりなのか.......。」
「.......じゃああんたは、その来るかも分からん"初めまして"を待つんだな?」
「はい。」
「.......ははは!お前結構ロマンチストなんだな!」
「分かった、じゃあその時まであいつらを鍛え上げておくから、お前も死ぬなよ!」
「.......はい。」
「楽しみです。」
「ああ!楽しみだな!」
あと少しでおしまいです。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。
にほんブログ村