(⚠️流血描写があります。)
あらすじ
配偶者の死因が他殺であることが判明した。
これも大きな進歩だが、新たなる問題がワイアットの行手を阻む。
「……げほっ。」
「……目が回る……傷の治りが遅すぎるな……。」
「……またあんたらか……待て、どうやってここに?」
「驚かせてごめん。実は俺ね、君と違ってノーマルシムじゃないんだ。」
「だから君の足跡を辿って、魔法でついて来ちゃった。俺たちにできるのはこれが限界だけど、お供させてよ。」
「……それなら、また殺してくれ。望んでいる地点に近いけど、ここでもなかった。」
「それは覚悟してるけど、痣がひどくない?治る気配もないじゃん。」
「傷が残る条件は分かってるんだ。俺が誰かに殺された時だ。」
「でも、その傷が癒えるスピードが明らかに落ちている。」
「そりゃきついね ……大丈夫?」
「むしろラッキーだ。死にやすくなるんだから。」
*****
あと少しだという手応えはある、でも服の下から血の流れる感覚が止まらなくて、だんだん前を向くのすら辛くなってきた。
「絶対助けるからな。」
今回もお付き合いくださり、ありがとうございました。続きます!
あとちょっとです!
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