(⚠️BL注意です。)
あらすじ
突如現れた老人から、時空を移動する力を与えられたワイアット。
配偶者の死亡直前にトリップするため、その死因を探る旅に出る。
「ん……暖かい……。」
「……俺、死ねたのか?どこだここ……。」
「おーい旦那さーん。起きた?」
「! かずひろ……!?」
「うん?かずひろは俺だけど、あんた俺の旦那さんじゃないね。誰?」
「違う、ということはここは別の世界線か?かずひろは凍死したんじゃないのか?」
「困ったな、また別の死に方を試さなきゃ……。」
「なに、お前死にたいの?」
「ああそうだ、それも俺の夫と同じ方法で。」
「いい性癖してんな笑 どう死んだの?」
「それが分からないんだよ……。」
「わかってないなー。Sims4の男の死に方なんて1つだろ?」
「?何だよ。」
「腹上死。」
「お前!!こちとら真面目に……」
「いやいや、マジな話。可能性あるじゃん?事件とかで。」
「手伝ってあげるよ。実はこういう状況初めてじゃないんだ。」
「(とんでもない世界に来ちゃった。)」
「で、どうする?あんまり余裕もないんでしょ?」
「ちょっと考えさせて……。」
*****
「なぁその……前ってのは、どんな状況だったんだ?」
「それ今聞くかなぁ。」
「す、すいません。」
「─以前会ったお前みたいな奴とは話しただけ。でもすごく怒ってた。関係あるか分からんけど、あいつには気をつけたほうがいいよ。」
「……そ れ は どういう事だぁあ!?」
「うわっ生きてた。」
「……あの、大丈夫ですか。ぼくの森で死人なんて出したくないんですけど……。」
「……また違う世界線か……声聞いただけで分かるようになっちゃった……。」
「ちょっと、心配してやってんのに勝手にガッカリしないでください。」
「……すごく疲れているみたいだけど、休んでいきますか?」
「ご丁寧にどうも……でも、もう行くんで大丈夫です。」
「頑張ったって何のヒントもないな……とにかくやるしかないってのか……。」
「急に立ったら危ないですよ。」
「大丈夫。それより、10分待つんで俺から離れてくれませんか。」
「?分かりました……。」
今回もお付き合いくださり、ありがとうございました。続きます。
拝借したCCは最後にまとめます!
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